なんだかんだで早2年
社会人になって最初のゴールデンウィークに購入したアネーロくんも気が付けば乗り始めてから2年以上の歳月が経っていました。早いものですね。
週末になるたびに朝から夜中まで走ったり、たまに林道に突っ込んでいったり、いろいろなことをやった2年間でした。
増車の機運は唐突に
社会人パワーで教習所の費用も大型バイクの購入費用もなんのその。アネーロで走りまわって節制という単語をどこかに落としてしまった私は、昨年の5月に北海道ツーリングから返ってきて直ぐに教習所へ出向き、大型自動二輪のコースを申し込みました。善は急げというやつです。
勢いで教習所に通い始めてから2ヶ月余り、2時間の間に自転車→250cc→750ccを乗り継ぐという感覚がおかしくなりそうな日々を無事に終え、8月頭にはGSX-8Rに跨っていました。
アネーロしか所有していなかったときは街乗りも高速での長距離移動もそこそこにこなせる250ccパラツインさいこー!とウキウキで走り回っていたものの、いざ大型バイクに乗り始めるとアネーロの低速トルクの無さが気になり始めます。いや、すみません、トルクのカスさは元々気になっていました。が、そんなことよりもロングツーリング向きのバイクが2台になってしまったわけですよ。
買った当初はこのバイクに一生乗ることになるかもなーなんて気持ちを抱いていたものですが、まあそんなことはなくこの度アネーロを手放すことにしました。
色んな所に行ったなぁ

過去の記事にも書きましたが、一年目は週末になると毎週のように走り回っていました。 ETCが付いていない250ccのバイクで高速に乗るのは怖かったので(主に料金所が)、ひたすら下道でした。今思えばよくやっていたものです。 でもまあ、次の日の疲労感とかを気にせず丸一日走ってしまうくらいには楽しかったですね。

乗り始めてから1年経つ前に北海道ツーリングに行ったのも良い思い出です。 もう怖いものなしですね。時期が時期だったので寒さとの戦いという側面はありましたけど、とにかく長距離を走っても苦にならないバイクでした。
ちゃっかりしっかりアドベンチャー

2気筒で低速トルク皆無&重いのでガチのダートは厳しいものの、少し凸凹した林道くらいなら難なく走れます。 フロントサスのストロークもそこそこあるので普通に走っていれば底突きするようなことは無いですね。
あと、低速トルクは皆無なんですけど2気筒だからなのか意外とエンストしません。 トルクはないけど低速の粘りで走るみたいなことができるのでダートも思いの外走りやすかったりします。
バイクと一緒に凍えたあの冬
不思議なもので、夏場あんなに元気よく熱気を放っていた2気筒エンジンも冬になると微塵も暖かさを感じられない金属塊に成り果てます。
そしてラジエーターがデカすぎるのか、気温が10℃を切るような日には水温が一向に上がりません。 あるときは水温が低すぎて赤信号で止まったらエンジンまで止まりました。 まさか凍えていたのは人だけじゃなかったとはね…。
あまりにも水温が上がらないのでサーモスタット壊れてんじゃないのと思って交換してみたけど特に変わらず。
<新旧サーモスタット(左が新品)>
ではサーモスタットが正常なのに何故冷えるのかというと、これはメンテナンスマニュアルにも書いてあるんですが実はサーモスタッドに小さい穴が空いています。 この穴から常に一定量の冷却水がラジエーターに流れているので、冬場だとエンジンの発熱を放熱が上回って冷えすぎてしまうようです。

という訳で、冬場はオーバークール対策のためにラジエーターを一部塞いで走っていました。 ※ファンの前を塞ぐと渋滞に嵌ったときに冷やせなくなるので要注意
どのくらい塞ぐかは気温と走り方次第ですね。冷却ファンの状態とかタペット音とかを観察しつつ調整していけば良いと思います。
さらばアネーロ
結果的に2年で乗り換えることになりましたが、最初に乗り回すバイクとしては本当に良い選択だったと思います。
どこでも走れるという安心感があったので、アネーロでのツーリングはいつも冒険でした。 早く次のオーナーを見つけてまた冒険に出てほしいですね。
