KLE250 アネーロを購入してから約1000km走りました。

購入から今までの出来事、乗ってみた感想などを軽くまとめておきます。

出会い

元々アドベンチャー系のバイクを探していて、最初は中古のV-Strom250でも買おうかというノリで近所のバイク屋に行きました。

人気車種なので当然置いてあるわけですが、状態の良いものは車体価格だけでも50万円以上はします。

これに保険とか初期整備とか諸々を含めると60万円は超えてしまう…。社会人数ヶ月目の身では流石に即決できません。

現実の厳しさを目の当たりにして半ば諦めつつも、とりあえず他の店も見てみるかーということで少し離れたところのバイク屋に向かいます。

なんだこのバイク

フラフラと通路を歩いているときに視界の片隅に入ってきて思わず二度見してしまいました。なんだこのバイク。

バイク屋にて

オフロード系のバイクは大方把握している方だと思いましたが、このバイクは初めて見ました。

最近流行りのアドベンチャーっぽい見た目でおとなしそうな雰囲気を放っていながら、ヘッドカウルから蛇腹ホースが生えています。 ……それ昔カワサキがレーサーレプリカとかに生やしてたやつじゃん。

しかもエンジンは並列2気筒の高回転型で、最高出力は35PS/11000RPMとのこと。

え、そのエンジン、この車体に乗せるの??

オフ車ではKLX250という名車を出しているのになんでアドベンチャーになった途端こういうことをやってしまうんでしょう(今のVERSYS-X 250も似たようなエンジンを積んでいるので反省とか無い模様…)。

でも案外悪くないかも

確かに新車ならこんな尖ったバイク買わないかもしれません。でもこのバイク、なんと車体価格27万円!しかも20年以上前のバイクとは思えないほど状態が良い!

これは買うしかありません。それに、冷静に考えるとアドベンチャーの乗りやすい車体で高速域まで伸びるエンジン、長距離ツーリングにピッタリじゃないですか。

置き場所

というわけでバイクを買ったは良いものの、アパート暮らしなので置き場所がありません。

微妙に都市部に住んでいるのでアパートの駐車場も有料です。車なら良いけどバイクだけ駐車場に置くのはなんかなぁ…。

と思って少し調べていると、近くにレンタルコンテナがありました。電話してみると丁度1つ空いているとのこと。

一度内見させてもらい、メジャーで間口の幅や奥行きなどを測って大丈夫そうなことを確認してから契約しました。

バイク収納コンテナ

これで間口が約103cmです。アネーロの全幅が83cmなので20cmほど余裕がある感じですね。 入口がフラットならもう少し狭くても何とかなるかもしれません。

奥行きに関しては、アネーロの全長が215cmなのに対してコンテナはシャッターの内側で測って224cmなので結構ギリギリです。

仮に車両全長がオーバーしても斜めにすれば入るだろと考えていましたが、実際に入れてみるとこの中で斜めにするのはかなり厳しいと感じました。 たぶんTenere700(全長237cm)とかXL750(全長232.5cm)だと入らないですね。

それから、このコンテナは入口に20cmくらいの段があるため不動産屋さんが無料でスロープを貸してくれました。

スロープを使っての出し入れは慣れてしまえば別にどうってことないです。 アネーロは乾燥重量で146kgありますが軽く助走を付けていけば難なく入ります。

コンテナのレンタル料は月々1万円ほど掛かりますが、ヘトヘトになって帰ってきてもバイクをコンテナに突っ込んでシャッターを閉めれば終わりなのがとても楽で良いです。

メンテナンス

シフトペダルやブレーキペダル、クラッチ・ブレーキレバーの摺動部はしばらくメンテナンスしていない様子だったので自分でバラしてグリスアップしました。

シフトペダルのグリスアップ

こういう作業をやっていると中学生の頃に部屋で自転車を分解していた日々を思い出して懐かしい気持ちになります。

続いてブレーキペダル。

ブレーキペダル(Before)

ブレーキペダル(After)

ここはかなり汚れていました。雨で濡れやすかったりするんでしょうか。

クラッチレバーを外すついでに、スロットルグリップのところ(ここなんて呼ぶんだ?)も掃除します。

クラッチレバーを外したところ

スロットスワイヤーのとこ

中身こうなってるんですね〜。ここは案外綺麗です。

そしてグリップを抜いた様子がこちら↓

削れたハンドル

ハンドルバーの塗装が削れて金属面が見えています。グリップ捻るとギシギシ鳴ってたけど、こんな削れるもんなのか…。

劣化したシリコングリスのようなものがこびり付いていたので、シリコンスプレーを吹きながら擦り落としました(パーツクリーナーは樹脂部品に悪そうなのでここでは使いません)。

グリップの内側も同様に掃除して、薄くシリコングリスを塗ってから組み付けました。簡単な作業ですが、本当に同じバイクか?と思うくらいスロットル操作が滑らかになりました。

所感

低速トルクが無い

これはもう仕方ないです。250ccで高回転型エンジンにしたら低速トルクはなくなります。

今までトリッカー(250cc 単気筒)に乗っていたので低速トルクが無いというのがどういうことかイマイチわかっていなかったのですが、信号が変わって走り出すときにまじで加速しないんですよね。 1速でもですよ。

回転が上がって大体3500RPMくらいになると急に加速し始めるので、最初に乗ったときは「これが低速トルクが無いってことかー」と思いました。

とはいえ普通に一般道を走っている分には低速トルクが無くてもそこまで困らないのですが、道が細すぎて速度を出せない峠道とか混んでいる駐車場なんかをトロトロ走っているときはかなり疲れます。

特に駐車場なんかは2速でもエンストしそうになるし、かといって1速はバカみたいにギア比が低いので到底使えず…

どこかのサイトにも書いてありましたが、4000RPM以下で走ったら負け。そんなバイクです。

上まで回るエンジン最高!

タコメータ

低速トルクが無いだなんだと不満を垂れてしまいましたが、むしろ欠点といえばそのくらいです。

トリッカーの単気筒エンジンに慣れていた身としては上まで滑らかに回るエンジンはとても新鮮で、納車日にバイク屋さんの駐車場を出てスロットルを開けた瞬間に「このバイクを買ってよかった」と思えました。

アドベンシャーっぽい車体からは想像もつかないようなエンジンですが、乗ってみるとこの組み合わせは結構アリです。

姿勢が楽なのでずっと乗っていても疲れないし、6速のカバー範囲が広いので前が詰まっていなければスロットル操作だけで対応できます。 というかかなりクロスレシオな設定になっているので、走り出したらあっという間に6速まで入ってしまいます。

あとは燃費についてですが、どう走っても4000RPMくらいまで回ってしまうので燃費は良くて25km/Lですね。 まあこのエンジンでこれだけ走れば十分です。

地味に機能が充実している

年代物なので電子制御とかは当然無いわけですが、このバイク、ハザードスイッチとパッシングスイッチが付いています。

ハザードスイッチとパッシングスイッチ

クラッチレバー側のPASSと書いてあるスイッチがパッシングスイッチ、反対側の赤いスイッチがハザードスイッチです。

対向車に向かってパッシングなんて余程のことがないとやりませんが、夜中に一瞬だけ前を照らしたいときには結構活躍してくれます。

それから、停車時には1速およびニュートラルから2速に入らない機能が付いています。個人的に一番気に入ってるのはこれですね。 ニュートラルを通り越して2速に入ってしまうことが無いのでストレスフリーです(押しがけどうするんだという心配はありますが…)。

アナログメーターが良い

今や新車では珍しくなってしまったアナログメーター、自分はこれが結構好きなんですよね。

単純に針が大きいので見やすいですし、スロットル操作に対応してタコメーターの針が動くのを見るとそれだけでテンション上がります。

夜でも見やすいメーターパネル

アネーロのメーターパネルは明るいので夜でも見やすいです。

アネーロに乗ってどこまでも

どこかの峠道

長距離走行も余裕で出来てしまうバイクなので、今までは行けなかった場所まで視野に入ってきて夢が広がります。

アネーロに乗ってどこまでも行くぞ!